2020/04/09
【幼稚園休みの過ごし方】年長の子どもに小学校の授業の体験を!
コロナウイルスの影響で、私の子どもが通う幼稚園も例外なく、お休みになりました。
もう幼稚園でたっぷり友達と遊べないまま卒園してしまうのかと思うと、悲しいやら悔しいやら・・・。
しかし、悲しんでも悔しがっても、どうしようもないので、せっかくの休みをぼんやりと過ごさないように予定を立ててみました。
暇を持て余していても、互いにストレスが溜まります・・・。お子さんをお持ちの方なら、この意味がわかるのではないでしょうか。
そこで、試しに一週間、家で「授業」という形式で時間を過ごしてみたので、その体験をここに綴ってみたいと思います。
1日の授業は「3時間」で!
小学校の授業は通常、4時間以上だと思います。
しかし、今回の家で授業のイベントは「1日3時間」という少なめで設定しました。
あくまでも家で授業の目的は、小学校と同じ授業体制でがっちり進めることではなく・・・
親子が互いにストレスなく休みの時間を過ごすこと。
ストレスがないように、余裕のあるスケジュールを組んでみました。
| 1時間目 | 10:00~10:45 |
| 休憩 | 15分間 |
| 2時間目 | 11:00~11:45 |
| お昼休み | がっつり(おやつの時間含む) |
| 3時間目 | 15:00~15:45 |
私の家庭の諸事情により、お昼休みが異様に長くなっています。
もし特別な事情などなければ、恐らく13時半頃から3時間目を始めているかも知れませんね。
とりあえず、さほど構えず、軽い気持ちで、この「授業遊び」を始めてみることにしました。
【授業体験1日目】1時間目「家の掃除」
学校では授業としては行われない「掃除」を1時間目に取り入れてみました。
「授業」とは言っても、あくまでもそれは子供のやる気を引き出すための「背伸びの言葉」で、内容は柔軟にと考えていました。
家の掃除は子どもも楽しんで参加してくれます。掃除機がけをお願いしてみたり、雑巾がけを一緒にしたり。
ただ、その中で、もし掃除機を乱暴に扱ったりしたら、軽く説教です。
- 掃除機は機械で、機械は乱暴に扱うと壊れること。
- 掃除機が壊れたら、お父さんにもお母さんにも直せないこと。
- お店に持って行って直すにはお金がかかること。
- そのお金はお父さんがお仕事を頑張って稼いできてくれていること。
- 掃除機を直すのにお金がかかると、その分おやつが買えなくなるかも知れないこと。
- ・・・おやつが買えなくなるって、ツライよね?(結論)
長々と何か嫌なことを言われているだけで、子どもにとっては嫌な体験ですが、説明すれば必ず理解してくれます。
たとえその場の態度はやけっぱちでも(笑)、次からは掃除機の扱いに気をつけてくれます。
そしてもちろん、掃除機をかけてくれたこと自体には、たっぷり感謝します。
- 「手伝ってくれたおかげで、いつもより部屋がきれいになったよ!」
- 「掃除機を2回かけたから、いつもよりゴミもたくさん取れて良かったよ!」
- 「ちゃんと隅のゴミも掃除機で取ってくれて、上手だったね!」
褒める時は、具体的に褒めるのがポイント。
ぼんやりと褒めると、褒められた方も「何が良かったんだろう?」と、褒められたこと自体には気分が良いけど、その内容が頭の中に残りません。
そして、気をつけることとして・・・決してハードルを高く設定しないこと。
子どもに完璧な掃除を求めちゃダメです。
というか、母である自分も決して完璧な掃除なんてできていないし(笑)
掃除に参加してくれるだけでOK。
次回も一緒に掃除をしようと、そんな気持ちになってくれたので、掃除の授業は大成功でした。
【授業体験1日目】2時間目「チャレンジキッズワーク」
私の息子は特に塾などには通っていませんが、通信教育を受けています。
かの有名な、ベネッセのこどもチャレンジ。
年中の頃からこの通信教育を受け初め、最近ではちょっとマンネリ化してしまっていたのが正直なところ。
これを今回の授業に取り入れてみました。
このこどもチャレンジには「キッズワーク」といういわゆる問題集のようなものがあるのですが、これも最近では一度に2、3ページ進めば良い方でした。
しかし、今回は「授業」に取り入れることで、ページ数ではなく、45分という時間の中でどれだけ進められるか、という形で取り組んでみることにしました。
幼稚園に通っている時は、幼稚園から帰る前にたっぷりと幼稚園の園庭で遊びまわってから帰るため、家に帰ってからこのようなワークを進める余裕が無かったりと、なかなか進まなかったワーク。
しかし、時計を意識しながら、10分経った、20分経ってここまで進んだ、30分経ってあともう少し、40分で終わっちゃった!
という具合で、あれよあれよとワークを終わらせてしまいました。
今までは時間を意識してワークに取り組むことはしなかったのですが、時間を意識してワークに取り組み、しかもワークを全て終わらせてしまったことで、子ども本人も自信がついたようでした。
尚、子どもがワークに取り組んでいる最中、私は何をしていたかと言うと・・・ずっと隣でその様子を見ていました。
ただ、ずーっと1秒も逃さず見ていたら、それはそれで子どもにプレッシャーかも知れませんので・・・
ほったらかしにはせず、子どもがどのように問題に取り組んでいるかを理解できるくらいには、横で見ていました。
子どもが問題にどのように取り組んでいるのかが分かると、子どもが得意な問題、苦手な問題がよく分かります。
親が子どもの理解度を理解することが、子どもの安心につながるのだと思います。
この45分を終えた後、子どもがお昼のことではなく、午後の3時間目のことを自ら話し始めたので、
「こりゃあ乗り気になってるな!」
と、私も手ごたえを感じていました(笑)
【授業体験1日目】3時間目は英語「ALPHABET WORKBOOK」
午後3時。とても眠い時間です。
何故、この時間に3時間目を設定したんだろうと悔やまれましたが、うちの事情でこの時間に授業を入れるのがベストなので・・・。
悔やむ私とは対照的に、子どもはやる気で、「3時からだよね!」と自ら席に着いていました。
3時間目は、通信教育の「ALPHABET WORKBOOK」。
こちらも2時間目と同じ、ベネッセの通信教育のものです。
こちらもやはり、最近ではマンネリ化していて、しかも子ども本人からはなかなか取り組もうとはせず、放置気味になっていたものです。
しかし、2時間目でほぼ1冊のワーク(問題集)をやり遂げた自信もあり、授業という決まった時間という義務感もあり、特に抵抗なく「ALPHABET WORKBOOK」に取り組み始めました。
その間、私はなるべく横でその様子を見ています。アルファベットの書き順や形、一緒に発音してみたり。
すっごい眠かったですが、頑張っている子どもの横でうつらうつらするわけにも行かない・・・(笑)
午後の眠い時間にも関わらず、サクサクとWORKBOOKを進め、こちらもほぼ1冊、きちんと終わらせてしまいました。
予定していた3時間を最後までしっかり取り組んで終わらせたため、子ども自身、非常に気分良さそうに4時過ぎからテレビを見始めました。
1日目が成功!向こう2日間の予定を組む!
初日の「家で授業」は成功でした。
何よりも、子どもが自ら取り組み、目に見えて「勉強できた!」ということをとても楽しんでいたのが、一番の成果でした。
子どもの気分が良いうちに、私が「明日からも授業、やってみる?」と聞いたら、すぐに「やってみたい!」といかにも楽し気に言ってくれたので、一緒に予定を考えてみることにしました。
授業の予定を一緒に考える、というのも「家で授業」の楽しさの一つかも知れません。
学校の授業は、曜日で固定され、それが毎週続くというものですが、家で授業する分には自由に決められます。
今週、上手いこといったら、来週はまた違う予定を入れることもできます。
・・・まあ、そんな先のことはまだ考えないで、とりあえずここでは向こう2日間の予定(火曜日・水曜日)を入れてみることにしました。
| 火曜日 | 水曜日 | |
| 1時間目 | 国語 | 算数 |
| 2時間目 | 図画工作 | 国語 |
| 3時間目 | 社会 | チャレンジ |
それぞれの教科の内容については、私から軽く説明しました。まだ幼稚園生で、小学校の教科がどのようなものなのかを知らないので。
- 国語:みんなで本を読んだり、文字を書いたりする
- 算数:数について。足し算や引き算、かけ算など
- 社会:日本がどんな形をしているかなど(主に地理について)
- 図画工作:絵を描いたり、ハサミやのりをつかって物を作ったり
他にも、理科や音楽、体育、家庭科と、一通り教科の説明をして、子どもに選んでもらいました。
ただ・・・あまりにも一方的に選ばれると、私のストレスになりかねないので、私がやりやすいものに誘導させてもらいました(笑)
その結果、上記の表のような授業予定となりました。国語と算数に誘導しているのがバレバレですね。
授業の表を私が作ると、子どもも「明日は国語からか~」と、何となく優越感に浸っている様子で、気分も良さそうな雰囲気でした。
この2日目、3日目については、また別の記事でその経過をお知らせできればと思います。
まとめ・「家で授業」初日の感想
- 子どもと一緒に授業を決める
- 学校の授業に捉われないこと
- 今まで手をつけていなかったワークを進めるチャンス
- 家事を一緒にして、家事を一つ終わらせちゃう
- 初日が成功したら、あと2日ほどの予定を入れてみる
何よりも大事にしたのは、親子ともども嫌にならないこと。
あくまでも目的は、互いのストレスを溜めないことです。
そのための授業遊びなので、決して「授業をしなければいけない」ではなく「授業の時間を過ごしてくれたらラッキー」くらいに構えるのが良いと思います。
もし今回、上手いこと行かなければ、恐らく授業遊びは一時的に止めていたと思います。お互いに嫌になるくらいなら、別に無理してやるもんでもないし。
今回は運よく(?)授業遊びを楽しめたので、次回もまた一緒に楽しんでみたいと思います。
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