【幼稚園休みの過ごし方】二日目の家で授業体験も楽しんでくれました!

コロナウイルスの影響で幼稚園が休みになり、思いがけず子どもが長期休暇となったご家庭は多くあると思います。

ヒマを持て余してしまうとロクなことがないので、うちでは「家で授業」を行う試みをしてみました。

一日目の「家で授業」を終えて、子ども自ら「明日も授業したい！」と言ってくれたので、それならばと、二日目、三日目の予定を立て、子どもとヒマを持て余さない休みの過ごし方を実践してみました。

2日目の授業も3時間

ヒマを持て余さないためにとは言っても、あまりにも詰め込んだらお互いに窮屈な日々になるので、余裕を持って予定を組みたい私。

小学校は最低でも4時間あるところを、うちでは3時間として、一日を過ごします。

ストレスがないように、余裕のあるスケジュールです。

1時間目	10：00～10：45
休憩	15分間
2時間目	11：00～11：45
お昼休み	がっつり（おやつの時間含む）
3時間目	15：00～15：45

少々、時間がズレても気にしません。あくまでも、参考とする時間設定です。

今回もこれでやって行きます。

1時間目・国語

国語とは言っても、所詮、一般人である私にできる授業は大したものではありません。

特別、教員免許を持っているわけでもなし。

小学校で授業を受けたのは、はるか昔のこと。記憶を呼び覚ますのも難しいです。

もちろん、学校で先生が行うような授業はできません。

なので、あくまでも「国語っぽいこと」ということで、子ども自身がやる気のありそうな書き取りドリルをやってみることにしました。

ドリルを教科書にして、文字の書き取りを一緒に取り組んでみました。

ドリル取り組みの目標

1時間（４５分間）で３枚できたらOK（できなくてもOK）

上手に書けた文字はその場で具体的に褒める

上手に書けなかった文字も、褒めた後で一つか二つのポイントをそっと指摘する

子供の集中力が途切れたら、親がやる気を出してみる

親も一緒に文字の成り立ちなどを考えてみる

一緒に取り組む、ということは、親も子どもと一緒になって取り組む、ということです。

今回、取り組んだドリルは小学１年生の漢字ドリル。

小学１年生の漢字って、全部で８０文字なんですね、初めて知りました。

これから小学校に入学予定の6歳の子どもですが、「小学校で習う漢字を書いてる！」という背伸び体験が楽しかったようです。

自らこのドリルをやりたいと言ったので、別に止める必要もないし、やりたいことはどんどんやればいいと思いましたので、45分間で好きなだけ進めてもらいました。

2時間目・図画工作

1時間目を国語という、いわゆる「お勉強」にしたので、2時間目はお遊び感覚で図画工作を入れてみました。

図画工作と言っても、幼稚園でしていたお絵かきの延長のようなものです。

しかも、テーマは「自分の好きなものを絵具で描いてみよう！」というざっくりしたもので、私は絵具を用意するだけで、あとは好きに描いてもらうことにしました。

子どもは部類の電車好きなので、電車の絵を、絵具をつけた筆でそのまま紙に描くダイナミックスタイルで描いていました。

ただ、ここで私が一つだけ、そっと提案しました。

パレットで色を混ぜると、新しい色が作れるよ、と。

私の子どもは静かなる負けず嫌いタイプ。

人に指摘されると（特に親に指摘されると・・・）、聞こえないふりをすることがあります。

ただ、色を混ぜることには興味が出たようで、それからはひたすら色を混ぜ始めました。提案してみて正解でした。

そして、電車の絵自体はささーっと描いてしまい、ものの30分くらいで終了。子供のお絵かきってこんな感じかなと、残りの時間を絵の具の片付けなどに当て、余裕を持って図画工作の時間が終わりました。

幼稚園では主にクレヨンでのお絵かきで、絵の具を使うこともあったようですが、家で使うような自由さはなかったので、この時間も楽しめたようです。良かった良かった。

3時間目・社会

我が家の3時間目は、お昼も済ませ、まったりとした午後に行います。15時スタートと言う、眠い時間帯です。

そしてここで、社会という眠そうな教科に突入。

何故ここで社会を入れたかと言うと・・・子どもが部類の電車好きだからです。

電車好きはやたらと地名に詳しいんです。電車好きのお子さんを持つ親なら、分かっていただけるかなと思います。

ということで、社会と言っても、ここでは地理のお勉強をすることにしました。

子供がニュースか何かで県庁所在地というものを目にしていて、気にしていたので、全国の県庁所在地はどこなのかを見て行きました。

もちろん、私も一緒に。しかも本気で一緒に覚える覚悟です(笑）

小学校の時に確実に一度、覚えているはずなんですが、やはり忘れているものです。日本人として情けない・・・。

子供と一緒に見ていくと、ほとんどが県名と同じところが多いことを発見。

要は、県名と違う県庁所在地を覚えればいいんだなと。

岩手は盛岡、宮城は仙台、栃木は宇都宮、群馬は前橋・・・と、子どもと一緒に呪文を唱えるように覚えます。

やはり関東在住の人間からすると、西の方の地名に弱いことを実感しました・・・何となく反省です。

そして一通り見たら、今度はクイズです。

秋田の県庁所在地は？　滋賀の県庁所在地は？　兵庫は？　などなど、思いついた県を二人で寝転がりながら言ってみて、二人で考えます。

家の授業の良いところは、寝転がっても問題ないところです。超絶リラックスモードでお勉強することができます。

そして、一つ大事なポイントは、親が完全に覚えていることを見せないこと。

子どもは一緒にクイズを楽しみたいものです。それが親は完全に覚えていて、態度にも「どうだ、覚えていてすごいだろう」みたいな雰囲気が出ると、子どもは一気にやる気をなくします。

なので、私も一緒に真剣に考えます。たとえ知っていても答えは言わないし、他の知っている県庁所在地を言ってごまかしたりします。

どうしても子どもから答えが出ない時は、さらっと答えを言って、「じゃ、次は～」とすぐに次のクイズに移ります。

出来なかったことをその場で必死に覚えさせようとすれば、子どもの反発を招くんです。

しかも、できなくて当然なんです。だって、初めて見たような県庁所在地もあるわけですから。

何事も一回で全て覚えられる人間はいませんもんね。繰り返し繰り返しやって行って、ようやく覚えるというのを、また繰り返す。

それをいかに嫌がらずにやってもらうかが、親としての議題かなと思っています。なかなか難しいんですが・・・。

ちなみに、答えられなかった県庁所在地は、いくつか答えられそうな県庁所在地をクイズに出した後に、ふっと答えられなかったクイズをまた出してみます。

そこで答えられなくてもいいんです。親としては「ああ、ここが苦手なところなんだな」ということが分かるだけで、もうけものです。

そして繰り返しクイズをすることで、私自身も県庁所在地をほぼ覚えることができました！

いや～、良かった良かった。

2日目の授業を終えて・・・

2日目の3時間授業も、みっちり45分間、楽しむことができました。

間に図画工作を入れて、子どもの好きなことをしてもらったこともあり、堅苦しい感じもなく過ごすことができました。

2日目の試みも成功！　ということで、明日の3日目の授業に備えます。

さて、明日は何をしようか・・・。