2020/03/07
コーヒーのカフェインの危険性はどれくらいのもの?
家にいるとよく飲んでしまうコーヒー。ちょっとお菓子をつまもうかと思うと、入れてしまうコーヒー。頭をシャキッとさせたいなぁと思ったら、入れてしまうコーヒー。とても身近にあるコーヒーですが、その成分についてはあまり考えたことがありません……。カフェインを含んでいて、それが作用して、何となく頭がシャッキリするんだろうなぁくらいにしか知識がない。
ほぼ毎日飲んでいるのにこれほどに知識がないのは怖い。と今になって思い、少しコーヒーのことについて調べてみました。
コーヒーっていつ頃から飲まれてるの?
そもそもコーヒーとはいつ頃から飲まれていたのかと言うと、はっきりしていないとのこと。それほど前から飲まれている飲料なんですね。ただ、今でも飲まれている「焙煎した豆から抽出したコーヒー」は13世紀以降に出てきたそうです。
初めは一部の修道者だけが用いる秘薬だったのだとか。一般的な飲み物ではなかったんですね。しかも当初は薬扱い。やはり初めからカフェインの作用には気づかれていたんでしょうか。しかしその後、一般民衆にも広まり、日本へは18世紀末にオランダ人が持ち込み、嗜好品と言うよりも薬としての効能を期待されていたようです。
今でこそ嗜好品として多くの人に親しまれているコーヒーですが、初めはどこでも「薬」として扱われていたんですね。発見当初から、眠気防止や眠気覚まし、疲労回復などの作用を持つことに注目されてきた薬用植物、というのがコーヒーの初めからの認識のようです。
コーヒーの効能ってどのようなもの?
コーヒーの効能で最も有名なのは、眠気覚ましだと思います。眠気を感じて仕事にならない時とかに、とりあえず一杯飲んでおくか、という軽い調子で飲むのが多いです、私は。
眠気覚ましの原因となるのが、コーヒーの成分で有名なカフェイン。カフェインの作用には、覚醒作用、解熱鎮痛作用、強心作用、利尿作用があります。どうりでコーヒーを飲むとトイレが近くなるわけです。また、副作用として、不眠になったり、めまいを感じたりすることも。
私は頭痛持ちの性質を持っているため、コーヒーを飲むとそれがいくらか落ち着く時があるので、頭痛を感じた時にコーヒーを飲むときもあります。確かにコーヒーには頭痛を止める働きがあるようで、そのおかげで頭痛が治まったりもします。しかし常用するとかえって頭痛が起こりやすくなるという事実が……。
カフェインの脳血管収縮作用により頭痛が軽減される一方、時間の経過とともにこの血管収縮作用が消えると、反動による血管拡張により頭痛が起こることがあると。あんまりコーヒーに頼っちゃいけないってことですね。気を付けよう。
また、コーヒーには軽度の習慣性があるらしく、これはカフェインによる作用と言われているそうです。色々あるなぁ、カフェイン。
カフェインには軽い依存症を引き起こす働きがあり、一日に300mg以上(コーヒー3杯相当)のカフェインを常用する人には、カフェイン禁断頭痛と呼ばれる一種の禁断症状が現れることがあるようです。禁断症状と聞くと、ちょっと怖いですね。でもこれらの症状は麻薬類やニコチン、アルコールと比較すると極めて軽いもののため、規制などはされていないようです。
コーヒーの効能と言っても、覚醒作用にしろ、利尿作用にしろ、すべての人に同じように効能があるわけではありません。個人個人、体質や性質が違うので、覚醒作用が出やすい人だったり、解熱鎮痛の効果なんかまったくないわー、みたいな個人差というのは当然あるものです。消化器疾患や高血圧、パニック障害などの疾患がある場合は、特に気を付けなければならないもののようです。
コーヒーを飲むとき、今までのようにかるーい気持ちで飲むのではなく、「昔は薬として扱われていたんだな」とちょっと思いながら飲むのが、飲み過ぎ防止になるかも知れません。
気を付けなければならないことは……
カフェインには常習性もあり、中毒になることもある、という事実はちょっと(かなり?)怖いですが、飲み方さえ間違えなければ大丈夫。
何と言っても、一度に大量摂取しないこと。コーヒー(カフェイン)を薬と考えれば、大量摂取すると危険なことは明らかです。単にオシャレな飲み物、という意識ではなく、一種の薬を飲んでいるんだという意識を少し持った方がいいのかも知れません。
中毒症状として、精神的には落ち着きがなくなったり、緊張感、焦燥感、気分高揚などがあります。症状が重くなると、精神錯乱や幻聴、パニック発作などが起こり得るようです。神経質な方やうつ病、パニック障害の方などは重症化しやすいようですので、十分気を付ける必要がありそうです。
身体症状としては、胃痛、吐き気、頻尿、動悸などで、重症化すると足がつるなどの痙攣を起こして歩くのが困難になることも。症状だけを見ていくと、本当に私たちが普段飲んでいるコーヒー何だろうかと思うほど、違うもののように見えます。
もし中毒になってしまったら、解毒剤などはないため、血中にあるカフェインの濃度を低下させる対症療法を行い、時間をかけて回復を待つほかないとのこと。
そのような中毒症状など引き起こしたら大変なので、コーヒーを飲むときは常に飲む量などを考えながら飲むのが良さそうです。今日はもう朝一杯飲んだから、あとは一杯だけにしておこうとか、それ以上飲みたくなったら他の飲み物(ハーブティーとかルイボスティーとか、カフェインレスのもの)を飲んでみるとか。
コーヒーを飲むのもいいですが、ハーブティーを飲んでまったり落ち着くのも良いですよね。それもオシャレな感じがするし。
要はコーヒーを飲むというのは、一種、オシャレを感じたい、と思っている人も多いのではないかという……。同じオシャレを感じるんだったら、カフェインレスの飲み物を飲んでみるのもいいんじゃないかな、と個人的には思います。
なんにせよ、コーヒーを飲むときは、飲む量に気を付けて飲むようにしたいものです。
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